3歳半の息子に図書館で借りました。
とても素敵なお話。
そして、個性的な、さまざまな技法を用いた絵。私の好みです。
文章はとても抑えたトーンで、とてもシンプル。
だけれど、エステバンがカブトムシを叩いて殺そうとする時から
カブトムシの視線になるまでの彼の心の移り変わる過程が、
絵と文章ともにとてもよく表現されています。
カブトムシがトリケラトプスに見えた見開き、そして次の見開きが
ハイライトかな。とてもいいです。
カブトムシの角、小さかったです。
そして、あちらの文化と日本の文化でとのカブトムシの位置づけって
ちょっと違うのではないかしら。
なんというか、日本ではカブトムシはとても好まれていますが、
この絵本の位置づけ方というと…どちらかというと要らない虫のようでした。
身近な生き物が好きなのですが、アリを殺しまくる息子は、
新鮮だったようで、興味津々で聞いてくれました。
彼にいろいろ感じてほしいです。