夏らしい表紙と、タイトルにひかれて読みました。
読み始めて、「あ!これ『ともだちやもんな ぼくら』の三人の話か!」と気付きました。
動かなくなって困っている車イスのおじさんを、マナブが家まで押して行ってあげるお話なのですが、とにかくマナブの心の移り変わりを見事に描いた作品だと思います。
マナブの友だちのダイスケ、ヒデトシも、ナイスフォローですね☆
そんな様子を見て、おじさんが「ともだちというのは、ええもんやなあ」と言うのですが、本当にその通り!
最後、みんなが大きな声で「ええことするのは、ええもんや〜」と言うところでは、本当にすがすがしい気持ちになりました。
なんとなく、良いことするのは恥ずかしいような、あるいは見て見ぬふりしてしまう風潮があったりしますが、それを洗い流してくれるような、素直に良いことがしたくなるような、そんな絵本だと思いました。
流れる汗、キンキンに冷えた麦茶、爽やかな笑顔・・・
夏らしい、素敵な絵本ですね(^^)
このシリーズ、同じ年代の子の話とあってか、息子も大のお気に入りなので、是非もっと続編を読みたいと思います。