品評会で表彰されたじゃがいもたちは、
その夜、ご褒美とばかりに、遊園地へと繰り出します。
ところが、そこに目をつけたのが、野菜スープの仕込み中のコック、
キザミッチョ。
間一髪でじゃがいもたちの反撃が始まります。
正直、第一印象は怖かったです。
暗い夜のシーンから、キザミッチョの狂気に満ちた様子など・・・。
でも、もう一度読んでみると、じゃがいもたちの様子も味があります。
遊園地のシーンなどは、一見グロテスクでもありますが、楽しい様子が伝わってきます。
朝日の中を行進する野菜たちなんて、絵本ならではの面白さ。
「いつも頑張るじゃがいもさ♪」
なんて、大人も元気付けられそうです。