最初のページ、空からエリザベスが降ってくる場面が印象的です。
こんな本に囲まれた幸せな生活、私も送りたい、と夢が現実になったかのような絵本。
子ども達に読み聞かせた時は、高学年の子などは「どうやって本買うの?お金は?」など現実的でしたが、そんな現実を度外視して、家中本の壁の中にティーポットを置いて、心ゆくまで読書を・・・
デートをするよりも本。
ずっとそう思っていたから、私も結婚しなかったら、こんな風な幸せな人生もまたあったのか、と物思いにふけってしまいます。
子どもの時に出会っていたら宝物の一冊になったでしょう。
最近「本好き」を自覚し始めた娘も、「これ私みたい」と。
折りしも、ミュージカル『美女と野獣』を観にいって、歩きながらも本を読み続けるベルに感銘を受け、「ベルって私に似てる」とか「あんな図書室があったらいいなぁ」と、ありとあらゆる「本好き」ワールドに親しみを覚え始めた娘。
この絵本を読んでふと、娘も私のように、なるのかなぁ、と思いました。