表紙絵から和″の世界満載ですね。
綴じ紐に特徴のある和本の並んだ本棚。
犬張子(名前はこたろう)に縁起物の郷土玩具・千代紙に巻物も見えます。
さて、お話は、夜に本の中から飛び出してしまう、挿絵たち。
キチンと朝まで戻れるように、こたろう君が見張りをしているというのですが、・・・・・・。
自分の本に戻るようにと、迷子になっているお話の登場人物たちを探すことも楽しいです。
とにかく澤野先生の絵の緻密さこだわりは、徹底しています。
作中の小さな絵本の中で、動いている登場人物たちの愉快なこと、たまりません。
この和の世界がお好きな方は、お子さんが読んだ後も、ゆっくりじっくり堪能できると思いますよ〜。