明日のテストのために、地理の本を読んでいたベンは、いつの間にか眠ってしまいます。そして・・・。
最初3ぺージと最後の3ページだけ文章がついています。肝心の「夢の内容」には文章がなく、迫力のある絵だけで話が進んでいきます。充分に語っている絵ですし、内容的にも、読者がそこから自分で物語を読み取っていかなくては面白みも半減してしまうのかもしれません。
でも、あまりにも文章のないページが多く、しかもそこがポイントなので、なんとも読み手泣かせの本なのです。
子どもは結構自分で楽しんで見ているのですが・・・。
「夢の内容」だけでなく、最後のオチもなかなか面白いものがあります。オールズバーグの本は本当に最後まで気を抜くことができません。