パリに住んで絵本制作をしているという作者。
表紙を見た限りでは、大きな期待はしなかったのですが、
1ページ1ページに現れる美しい絵に感動しました。
この作者はきっと、舞台となっているこの公園に何度も通い、
絵本の構想を練り続けていたのでしょう。
「ララ・ローズ」はうさぎの人形。
遊びに来たリュクサンブール公園で
迷子になってしまったララ・ローズが、
めぐりめぐって持ち主のクレモンティーヌのもとに
帰るまでのお話です。
表紙の裏にあるリュクサンブール公園の全体図を見て
ララ・ローズの足取りを追いながら読むのも楽しいですよ。