「おもしろ荘シリーズ」でお馴染みの「マディケン」の妹、「リサベット」が主人公。
おてんばで負けず嫌いのリサベットが、いたずらでソリに乗ったせいで雪の森に置き去りにされてしまうお話です。
雪遊び、姉妹のケンカ、クリスマスのおもちゃ屋さん…色々な感情が交錯するなかで、どんどん森に入っていってしまう恐怖。スリリングで、まるで映画を観ているように惹きつけられます。ラストの姉妹愛は、何度読んでも涙がにじんでしまいます。
幼いリサベットが主人公のためか、「おもしろ荘シリーズ」よりも内容が簡単なので、年中か年長から楽しめると思います。
毎年冬になると、お気に入りの映画を観るように、母娘で寄り添ってこの本を読んでいます。