そういえば、「犬って視力が悪いんだって。」と聞いたことがあったけれど、どうしてかいつの間にか頭の中から消えてしまっていたこと。
全ての動物が、私たち人間が見えている世界を見ているとは限らないのです。
そんな大事なことを教えてくれて、そして、動物ごとにどのように見えているかを、同じ景色で体験させてくれる絵本。
本当にものすごい一冊です。
猫は夜、眼が強いこと。
牛は、右目左目で別々に見えていること。
自分の背中まで見えてしまう鳥がいること。
ミミズには、眼がなくて、光だけを感じられること。
本当にびっくりの事実、数え上げればキリがありませんが、
「ひゃー!右と左で別々のもの見えるの?」
「オレ知ってるよ、その鳥は自分の後ろまで見えるんだよ。」
「えーっミミズに眼がないなんて僕でもしってるよ、ママ知らなかったの?!」
もう、4歳娘、9歳娘、36歳私、37歳夫で、それぞれの感想を述べたり知ってることを述べたり、ちょっとした騒ぎになりました。
特に、長男が仲良くしているおばあちゃんちの犬や、娘が可愛がっている保育園のうさぎの眼には、実はこういうふうに見えてるんだということが分かって、とてもよかったと思います。
同じ景色で比べて見られるというのも分かりやすいし、ちょっとした仕掛け絵本になっていて、動物の眼のところを開くと景色が見えるというのも、すごく画期的。
図書館から借りて来た一冊ですが、是非購入して、我が家の永久保存版にしたい一冊です!