絵本にしては、かなり分厚い(何と!219ページもあります!!)んです。
そのために、我が家に何年も前からあったのにもかかわらず、読んでみる勇気がなく、眠っていました。
ひょんなことから、doll kaoriさんのブログで話題になり、先日、父の日に(関係はないんだけど・・・家族全員が揃っていたので・・・)読む決心をしました。
テーマはいじめ。
しかも、表だっていじめてる張本人でもなく、またいじめられてる張本人でもなく・・・いじめを知りながら「しらんぷり」せざるを得ない、ぼくが主人公です。
長男(中1)、長女(小5)、夫の聞いてる態度が、表情が、どんどん真剣になっていくのがわかりました。
普段、読後の感想を聞いたりもしないし、自分からほとんど話すこともない、我が家の絵本タイムですが・・・この日ばかりは、かなり衝撃的だったようで、お風呂の中まで、会話が続きました。
いじめは絶対しない!しちゃいけない!!
たぶん、そんなことは、誰もがきっとわかってると思うんです。
もし、自分のクラスに、そういう子がいたら、しらんぷりせず、いじめてる相手に、何か言ってやる!!
と、強気な我が子たちでしたが・・・
「じゃあ、もし、いじめてる相手が、年上の先輩だったら?!」
と、つっこんだら、急に威勢がなくなってしまいました(汗)。
デリケートな問題だからこそ、よけい、こういう絵本に触れ、考えてみる機会が必要だと、深く思いました。(この、分厚くて、内容も暗い絵本を、自分から進んで読む子は、まずいないでしょう!)
一方、5才(年長)の次女には難しく、理解しがたい内容で、つまらなかったかもしれません。でも、年の離れた兄姉がいるせいか、かなりおませな次女。
春にやったドラマ『女王の教室』の特別編(やはり、いじめのシーンがありました!)も、泣きながら最後まで見ていたんです。本人も知りたがるので、あれと照らし合わせて、少し解説してやりました。
もう少し、大きくなったら、また読んでやりたいと思います。