夏野菜もいいですが、季節は秋。
この絵本のように、旬の秋野菜を楽しみたいところ。
まずはなんといっても、いも類がおいしくなります。
さつまいも、じゃがいも、さといも。
彼らが神輿をかつげば、「わっしょいも! わっしょいも!」と「いも」の連呼。
次に現れたのが、野菜の神輿。
担ぎ手は秋なすににんじn、それにごぼう。
彼らの掛け声は「ヤッサイ! ヤッサイ!」。
そこに「ちょっと まったけ!」と現れたのが、きのこたちの神輿。
まつたけだけでなく、秋はきのこがおいしい季節です。
「ちょっと まって くり!」と神輿をとめてやってきたのが、くだものたちの車。
ぶどうにりんご、なしにくり。
「くだものの のりものだもの」なんて、しゃれてます。
こんなふうに言葉遊びがふんだんに盛り込まれているので、声を出して、リズムをとって楽しみたいもの。
秋野菜が味わうだけでなく、見た目も季節を感じるようにです。
作者の林木林さんは自作の詩を自身の朗読で競い合う「詩のボクシング」全国大会で優勝したことがあるのだとか。
この絵本を読むと、言葉は自由に楽しむものだというのが実感できます。
ちなみに、この絵本の絵を担当している柿田ゆかりさんは偶然柿つながりになったようです。