静かで美しいお話しでした。
女の子の一生に寄り添って温かく静かに燃え尽きたろうそくはきっと幸せだったでしょう。
この絵本は普段忘れがちな「そばにいてくれるものの大切さ」を思い出させてくれます。
女の子が小さいうちは幸せなときに、そして成長するに従って辛いときに優しくあかりは彼女を包みます。
暗闇の中にほんのりと浮かびあがるろうそくの小さなあかりは女の子をどんなに励まし勇気づけたでしょう。
林 木林さんが綴るあかりの様々な表情を岡田 千晶さんの繊細で優しいタッチの絵が見事に表現しています。
1歳の娘にはまだ難しいお話ですが手元に置いて彼女の成長とともに読み返して欲しい1冊です。