ページをめくるにつれて、ワクワクしてくる絵本です。「街づくり」ってそれだけ夢があり、楽しいということですね。望むものを次々に思い浮かべて、自由自在、その通りに街が出来上がっていくのを見ているのは、とても気持が良かったです。
最初は友達の家、遊び場、食べ物やさん・・。それから段々と現実的になって、病院や警察、消防署が出てくるところが面白いと思いました。街づくりって、人によって、或いは年齢によって、街の成り立ちの中身や順番に違いがでて、それぞれの価値観や興味がわかるでしょうね。
そして、子どもさんと読んでいたら、あれもこれも・・と、大人には思いつかない楽しい豊かな発想が飛び出すことでしょう。そんな風に、読み手と聞き手が一緒になって、想像をどんどん膨らませていけるところに、この絵本の楽しさがあると思います。