子供に限らず大人にも、すぐに泣いてしまい困ってしまうという方は多いと思います。
涙を流すことでストレスが解消されて、スッキリするという見方もありますが、この絵本で書かれているように涙にも様々な種類があって、泣くことでスッキリしたり「おたすけ」になる涙と、疲れきってしまい苦しくなってしまう「おじゃま」涙があると思います。
なんでもかんでも泣けばストレス解消というわけではないということが、しっかり書かれていて、その点が、さすがカウンセラーさんが書いた本だなと思いました。
特に子供さんの場合は、理由があまりはっきりしない「どっちだろう?」涙が多いと思いますので、この絵本を通して親子でよく考えてみることはとてもいいことだと思います。
絵本としても、絵がとてもかわいらしくて、フランスのイラストレーターさんらしいオシャレな絵本に仕上がっています。
最後に保護者の向けへのアドバイスも掲載されているので、お子さんの泣きぐせや涙にお困りの親御さんにおすすめです。