タイトルといい、表紙の絵といい、扉を開く前に身構えてしまう絵本です。
内容についても、消化するのにちょっと時間を要しました。
高齢出産という出だしが気になりました。
自分も息子が小さい頃には、孫と祖父の関係のように思われたものです。
高齢出産ということは、子どもと生活をともにする期間が短いということ、子育てするには老いているということでしょうか。
だから、子どもに何を伝えるか、考えるのでしょう。
作者の母親は「鬼」のようになって、理不尽なナス売りを強いました。
本当の気持ちを理解されなければ、憎まれるだけの存在だったでしょう。
ここが難しいところです。
ナス売りは決していい方法だったとは思えないからです。
いろんな角度から、子育てを考える絵本だと思います。