あべこべさん一家にとっていちいちあべこべなお隣さん。
でも、それを子供たちが「変わってる」などと言うたびに、
「世の中にはいろんな人がいるんだよ」とたしなめる両親。
自分たちがやることはしっかり通すけれども
他人をそのまま受け入れることもできる
もちろん困っていたら全面的に協力する
実はなかなかできそうでできない教育を見事にやってのけている一家なのでは?
作者が意図してのことかどうかはわかりませんが
徹底的にあべこべな面白さでそんな難しい課題をさらりとこなしているこの絵本。
すばらしいと思います。
もちろん子供たちにも大人気で、毎回新しいあべこべな部分を探し出しては楽しんでいます。