アレクサンダという名のねずみと、おもちゃのねずみ「ウィリー」の友情物語。
最初は、ウィリーがとても羨ましく思いました。
人間に大事にされ、ちやほやされているウィリー。
人間に嫌われ者のアレクサンダは、どうにかして、
おもちゃのねずみになりたいと思ったのです。
しかし・・・
アレクサンダにとって、ウィリーが幸せ者に見えたのね。
それで、アレクサンダも幸せになりたいって願った。
ウィリーのようなおもちゃのねずみになれば自分も・・・
でも、そのウィリーが幸せでなくなった時、
アレクサンダは、自分がなんとかしなきゃって思った。
だから、願い事は、ウィリーのために願った。
相手の幸せを願ったけど、アレクサンダもかけがえのない友達を得た。
幸せそうに踊るふたり。
すごく、うれしそう。
本当の幸せってなに?本当に大切なものってなに?
子供にも、しっかりと考えさせてくれるようなおはなしですよね。
レオ・レオにさんの作品は、深く考えさせられるおはなしが多いでしょ?
難しいな〜と思うことが多々あるんだけど、
このおはなしは、2年生の娘の教科書にも教材として載っているくらいだから、
わかりやすいと思います。
只、やっぱり、少し大きめのお子さんへの読み聞かせにあっているかな。
今回は、図書館の「大きい大きい紙芝居」での読み聞かせで聞きました。
娘も「知ってる!」と言いながらも、最後までじっくり聞いていました。