「え゛〜〜〜〜〜〜〜っ!」って叫んでしまいました。
飛んでくる高2の息子。
「なになに、どうしたの〜?」
「かわむらげんきさんって、知ってる?」
「とってもマルチな人。血界戦線のチーフプロデューサーでしょ?」
「うん」
「サカモトリョウさんは?」
「ココちゃんのひとじゃん」
「そう、そうです!この二人が、なんとなんと絵本を作ったのです〜♪」
「えっ、えっ、え〜〜〜〜〜っ!」と一緒に驚き早速読みました。
ポワン・プチポワン・フランボワーズ・シトロン・パフ・マカロンさんきょうだい。
甘い香りの漂ってくるお菓子のような名前のおとぼけなモンスターたちが主人公です。
モンスターしか住んでいないパリの片隅で、お菓子屋さんをしているんだそうです。(エッフェル塔もモンスターチックです)
タクシーで、市場に買い物に行き、粉屋さんと卵屋さんで買い物をしたら、セーヌ川でひと休み。
そして、このあとも買い物をして、みんなでゆ〜っくり歩いて帰ります。
どこのお店でも、それぞれのモンスターが愉快なことをしていて、見開きを開くたびじっくり眺め、笑って読みました。
小さな読者さんと一緒なら、きっとなかなか先へ進めませんよ。
お店に戻ったら、すでにお客さんの列ができていて、大急ぎでお菓子作りを始めるのかと思ったら、このモンスターたちのペースは相変わらずゆっくりのんびり、なんともいい時間ですねぇ〜。
計量も分量も調理も随分アバウトな感じなんだけれど、美味しくできちゃうんですよねぇ〜。
彼ら独特のゆったりのんびり感が、美味しくなるエッセンエスなんでしょう。きっと。
わぁ〜、シリーズ化して欲しいなぁ〜。
主人公のモンスターを一人(一頭?・一匹?)ずつクローズアップした作品も読んでみたいです。
ポワンの耳のような枝にとまりに来る小鳥モンスターの名前も知りたいです。
ココちゃんと付き合って、10年近くになる私は、ステーショナリーグッズから台所用品・カレンダーまで、ココちゃん尽くしです。
こちらのパティシエモンスターたちも新たな私のお気に入りになりそうです。