いつもいい匂いをさせている森のパン屋さん。
ひとりのおじさんが経営しています。
そこにある夜、狐が訪ねてきます。自分のパンを焼きたいという動物の願いを快く聞き入れ、おじさんは一緒にパンを作ります。
すると次の夜、今度は別の動物が、、、。ラストには星や太陽まで登場します。
ストーリーは単純なのですが、挿絵が素敵です。
ひらやまえいぞうさんの描かれる動物たちはみんなキュート。
おじさんと並んでパン生地をこねる姿はなんともほほえましいです。
頼まれるがままに動物たちにパン作りを指導するおじさんのあたたかな人柄が絵本全体を包んでいます。
単純なお話だからこそ表現できる牧歌的な雰囲気が存分に堪能できます。
なごみたい気分の時に、どうぞ。