色鉛筆でひいたようなやわらかい線と、明るい色使いが印象的な、いぬのメルローズとワニのクロックのお話。
メルローズとクロックは一緒に暮らしています。「きみはちゅうがえりができる」とクロックがメルローズをうらやましがると、メルローズも「きみはひこうきのえがかける」と言います。そんなふたりも時には「でももうちょっと片付けてほしいな」「もうちょっと静かにしてほしいな」とこぼしてしまうのですが、やっぱりお互いの個性を認め合って「きみもぼくも、世界でたったひとり」と気づくのです。
友だちと仲良く関係を続けていくポイントってまさにここかなって思いました。いいところを素直にうらやましがたり尊重すること、気になるところがあっても少しくらいなら寛容に受け入れること、大切ですよね。私もこのふたりを見習わなければ・・・。