空を飛ぶのが大好きで、
自分で作った飛行機で楽しんでいたそらいろ男爵が、
戦争へ行かなくてはならなくなった。
しかも大切な自前の飛行機で。
そらいろ男爵は、自分なりのやり方で、
「戦争」に挑みます。
それは戦いに出た兵士達の心に訴えかける作戦。
本当の戦争ならば、非国民のように扱われそうな行為ですが、
そらいろ男爵の気持ちは痛いほどに伝わってきます。
本当に、こんな風に考える時間が与えられればいいのに。
すぐにでも戦争が終わればいいのに。
そもそも、戦争なんて起こらないようになればいいのに。
ファンタジックな内容ですが、
戦争について深く考えさせられるお話です。