水の森というタイトルにまず不思議な感覚を覚えます。
きれいなブルーを基調とした中に淡いグリーン色。
表紙を見ただけで、心がスーッと浄化されていくような感覚に包まれました。
ページをめくると、もうそこは神秘的な森の世界が広がっています。
中のイラストもグリーンの中に光が差し込む感じや、緑が育つ様子などがさし色となって、とても繊細に、でもダイナミックに描かれています。
このスケールの偉大さ!屋久島の森なのだそうです。
作者が毎日見ている風景だからこそ描けた自然の生き様がとてもイキイキ描かれていて、読み終わってもまるでマイナスイオン浴びたかのような心が洗われた心地です。
自分ってなんだかちっぽけな人間に思えてきます。