こま鳥に食べられそうになったしゃくとり虫。「ぼくは便利なんだよ、何でも測れるんだ…」。しゃくとり虫がそう言うと、こま鳥は「じゃあ、測っておくれ」と頼み、しっぽの長さを測ってもらった。感動したこま鳥は長さを測って欲しそうな他の鳥たちのところに飛んでいき、しゃくとり虫は同じように鳥たちの長さを測り続ける。そして、しまいには測りながらどんどん逃げて行く…というお話。こま鳥の次には、フラミンゴ、トウカン、さぎ、きじ…と美しい鳥が見開きページ一面に登場。大判絵本なので、見映えがあります。
算数の長さの授業で取り上げられる絵本。しゃくとり虫(1インチ)の長さのブロックがあって、これをつなげて長さを測る遊びもできます。お話の展開を楽しむ絵本というよりは、絵としゃくとり虫のユーモアを楽しむ志向の絵本。コラージュ手法のイラストがきれいです。