いえ、ほんとは行ったこと無いんです。
でもこの本がそんな気持ちにさせてくれるのです。
ジス・イズ〜シリーズ唯一のアジア。
サセックさんの手にかかるとこんな表現になるのですね。
雑踏のにぎわい、喧騒、活気・・異国情緒。
貧困も富もごっちゃになったアジアの空気が、また他の本とは
違った感じがします。
中でも私が魅力に感じたのは、人々の暮らしぶりをよく観察して
描かれていること。
さすが、サセックさん、あんたさすがだよ・・・と唸ってしまいます。
描きなれていないはずの黄色人種の顔も上手。
さらに都市だけではなく、村にも足をのばし、のどかな田園風景も
描いてくれています。
この1冊にホンコンのこと、ぎゅっと詰まっていますね。
日本編も見てみたかったな。