続編の小さな魔女カプチーヌを先に読んだので、さかのぼって第一作を読んでみました。
作家・画家ともベルギーのブリュッセル出身です。
主人公のカプチーヌは、お父さんの過ちによって魔女メガンに呪いをかけれらて、15センチまで背丈が縮んでしまいます。
その呪いを解こうと、カプチーヌは動物のなかまとメガンの城をめざし、メガンに正直に謝って魔法と解いてもらうのです。
謝ること、正直にすること、勇気を持つことの大切さを優しく教えてくれますが、お父さんが何もしないことに、腹立たしさを覚えました。
逆に、パパとしてすべきことを暗示されている気もします。
昔のおとぎ話のような雰囲気がある冒険活劇ですが、文章量が多いので、小学校中学年くらいから一人で読むのが適切かも知れません。