「ねずみ女房」などを書いているルーマー・ゴッデンの家に伝わった昔話です。
訳者であるなかがわちひろが「金の魚」「漁師とおかみさん」と似ていることを指摘していますが、語り伝えられているうちに、いろいろなお話や思いが伝わったのではないかと思います。
おばあさんが、小さな魚を助け、願い事をかなえてもらうのですが、その願い事がどんどん大きくなってしまいます。
欲張りはいけないけれど、少しの欲(願い)ならいいのかなと。日本の「少欲知足」という言葉を思い出しました。
児童書なので、読むのに時間はかかりますが、最初聞いていない風だった息子も、時々本は覗いていたので、聞いていたのだと思います。