よく晴れた夏の日、思い立って動物園へ行きます。
そこにいるのはさまざまな動物たち。
柔らかい色彩とタッチで親しみやすい絵本。
そして私が何よりも気に入ったのが、作者の動物に対する愛情が随所に感じられるところ。
私はペンギンが好きなのですが、絵本に出てくる「ペンギン」ってデフォルメされたものが多いのです。
絵本の性質上、仕方がないことなのでしょうが「これ、何ペンギン?」とつっこみを入れたくなるものがあります。
でも、この絵本に出てきているペンギンは簡略化された中にも特徴がよく現れています。
フンボルトペンギンか、ケープペンギンですね。
絵本にはアデリーペンギンを描く方が多い中、作者のこだわりを感じます。
ほのぼのとした読後感の、よい絵本です。