国内500万部、海外150万部の超ロングセラー絵本シリーズ。
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん、そして兄妹10ぴきの物語なのですが、シリーズでこれだけ外れがないのも例がないのではないでしょうか?
その中で一番の発行部数を記録しているのが、本作品で101万冊に達しています。
今回のお話は、あさごはん。
早起きはやっぱりおじいさん。
みんなで順番に顔を水で洗います。
それから家族それぞれが、あさごはんの仕度にかかります。
のいちごつみに行く者、スープつくり者、どんぐりの粉でパンを焼く者と皆が力合わせていく様は、今では見ることの出来ない大家族の姿。
どこか羨ましく思えてしまいます。
14の個性が丁寧に描かれているので、子供にとっては楽しい限り。
見極めるのも、直ぐ出来ることでしょう。
それと、何度も見ると新しい発見があること。
ろっくんがとげを刺してしまい、家に着いたら赤チンを塗ってもらうシーンなんて、見逃してしまいますよね。
本当に細かいところまで、描きこんでいると思います。
表紙の裏描かれた木の家の断面図と、家のまわりの鳥瞰図も、とても良く出来ていて、この世界に飛び込みたくなること受けあいです。
我家の必需品と言えそうです。