ルイス・スロボドキンの絵本が読みたくて探してきました。
文章はヘレン・ビルです。
ルイス・スロボドキンの絵は、線がはっきりしているのに、色合いがとても柔らかくて見ているだけでふんわりと優しい気持ちになります。
この絵本ではカラーページと白黒のページ交互に使われていました。一番印象的だったのは王様の寝室です。
寝室の大きなベッドの下にこっそり隠れているうぬぼれ屋のきんいろの靴が頼りなさげでドキドキしましたし、
その後、みんなに見つかって逃げ出すときの必至な感じも面白かったです。
ストーリーは昔話っぽくて展開がわかりやすく面白かったです。
時代を超えてたくさんの子どもたちが楽しめる内容だと思いました。5,6歳くらいから小学校中学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか。