表紙の感じから「物語絵本」だと思っていましたが、読んでみるとどちらかというと「科学絵本」的な内容でした。
バオバブという木の周りに集まる動物たち、アフリカならではの自然の在り方など、ケニア育ちのイラストレーター、エイドリアン・ケナウェイさんが丁寧に描いてくれています。
さくまゆみこさんの邦訳で、とても読みやすいです。
最後にさくまさんからの後書きがあり、「バオバブ」についてもう少し詳しく知ることが出来ます。後書きの横には、アフリカの地図やバオバブの写真も載っているので、興味を持った方はここからもっと突っ込んで、アフリカの大地や「バオバブ」のことを調べてみるのも面白いかもしれません。
小学校の中学年くらいから高学年くらいのお子さんたちにいかがでしょうか?
読み聞かせにもお薦めです。