数年前に、新潟で
鮭が遡上してきているところを見たことがあります。
ボロボロになった体で
水の少ない川を上ってきている姿を見たときには
感動しました。
またそのすぐ後で
おじさんたちが鮭を捕まえて、
太い棒で鮭の頭をポカンと殴って袋に入れている姿を
見てしまい、
言葉を失ってしまいました。
もちろん、鮭もいくらも大好きだし、
漁師がとっているのも知ってはいたので
ひどいとは思えないのですが、
頑張って上ってきたのに
産む前に殺されて、とても可哀そうでした。
もし、この絵本をあの光景を見る前に読んでいたら
よりつらかったと思います。
お母さんを求めて登ってくる
姿が印象的でした。