「いろのいろいろ絵本」、黒って、暗くなりそうなイメージですが、
さにあらず!
表紙のカラスの絵、黒地にカラスを描くとは、一流の気迫を感じます。
か、かっこいい!
赤、白、と読んできた読者には、大体想像がつく展開ですが、
それでも新鮮味があるのが不思議です。
黒色の気品の良さが伝わってきます。
いつもながら、黒色のグラデーションが見事です。
夜の情景が素敵でした。
なるほど、このシチュエーションなら、魔女もオッケーです。
画用紙に描かれた、黒色の絵、五味さんワールドに微笑んでしまいました。
見返しの顔面ペイントも、なるほど、と感心してしまいました。
黒の世界、奥が深いです。