まず、タイトルを見て子供たちは、いえでってなに?と言っていました。
だから、小さなまなちゃんが、お母さんが妹のお世話に忙しくてかまってもらえないことで、家出という発想をしたことがまずすごいなと思いました。
でも、そこは子供。家出とはいっても敷地内?にいるのがかわいいですよね。
気を引く為にやっているので、お母さんのことが気になって仕方なく、
追いかけてくるかな?と、いち、に、と数を数えるまなちゃん。
10まで数えても出てこなくて次はゆっくりと数えるあたり、まなちゃんがだんだんと心細くなっている様子がよく現れているなと思いました。
まるやまあやこさんの描く女の子のひとつひとつの表情も本当に良かったです。
最後のお母さんからのお手紙にも感動。とても心温まる物語でした。