佐野さんの絵本って、元々哲学的なお話だな〜と、思っていたけど、この絵本は特にそんな感じがしました。
おじいさんと「おおきな木」との見えない友情のようなものも感じました。こういう関係って、実はいろいろなところに転がっているんじゃないでしょうか?
佐野さんの観察眼に「すごいな」と、改めて思いました。
絵も、本のサイズもやや小さめなので、大勢いるところでの読み聞かせにはむかないと思いますが、
出来たら1人読みより、誰かに読んでもらった方が、ずっと伝わってくるものがあるかもしれません。
読めば読むほど味の出てくるお話なので、小学校高学年以上のお子さんたちにぜひ、お薦めしたいです。
明日は下の子の誕生日です。
記念に、といっては少しへんかもしれませんが、この絵本を読みました。
いつも傍にいると(あると)、大切な相手だと気づかないこともあります。失ってから相手を大切だったと気づく前に、
時には、対立したり、ケンカばかりしている相手と、どうしてこんなにぶつかってしまうんだろう。って、考えてみるのもいいかもしれません。
この絵本を読むと、そんな気持ちが出てきます。