レナは、髪の毛が短くてちょっぴりそばかすのある女の子。
普通の女の子なんですが、ひとつ困っていることがあったのです。
なんと、野菜が嫌いで食べられません。そのために、テーブルの下に落として、いぬのチコに食べてもらったり、なんとか言い訳をして、食べずにすましたり、テーブルクロス入れに隠してみたり…とにかく、いろんなやり方で食べずに済ませようとしていました。
そのせいで、おおきくなりません。それに気づいた発明好きのおじさんが、とっても面白い機械を発明してくれたのです。
子どもの好き嫌いをなくすにはどうしたらいいのか、みんな悩んでいることでしょうが、けっきょくは、食わず嫌いだったりするようですね。楽しくおいしく食べる気持ちがあればいいのかなって、この本を読んで思いました。
レナちゃんの気持ちの変わっていく様子が、その表情から、まっすぐに伝わってきました。