「ことわざ」の方から先に読んだのですが、
ずっと待っていた「世界のことば」。
世界には本当にいろんなことばがあって、
それぞれのことばには、その国や地域の文化や生活が
密接にかかわっているのだと思うと、
言葉の不思議さ、スケールの大きさに、
思わずぼーっとなってしまうほどです。
そのさまざまな国の言葉の中から、
本当によくこれだけ簡潔に面白いものをまとめてくれたなぁと
今回も「ことわざ」に引き続き、作者さんへ感謝の気持ちでいっぱい。
ドイツ語の「龍のえさ」なんて、
なるほどドイツでは奥さんは怖いもんなんだわ、と思ってちょっと笑えますし、
フィンランド語の、「トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離」
なんて、
トナカイがどれだけ人々の生活に密接に関わっているかが、
とてもよく表されていると思います。
ところで我らが日本語からは、「わびさび」「積ん読」
がエントリー。
恥ずかしながら積ん読って知らなかったけれど、
この本のおかげで日本語の語彙もまた一つ増えました(笑)。