ヨシタケシンスケさんの絵本は、どれも斬新で画期的。いつも楽しみにしています。
今回は死んでしまったおじいちゃんが書いた「自分が将来死んだらどうなりたいか、どうしてほしいか」ノートを孫の男の子が見つけるところからお話が始まります。
ノートの中身は天国に行く時の格好とか、生まれ変わったらなりたいものなどが面白おかしく書いてあるのですが、男の子はふと、「おじいちゃんは死ぬのが寂しくて怖くてこのノートを書いたのでは?」と感じます。でもおじいちゃんの想像通りだとしたら、ちょっと安心するな、とも。
死ぬことを思うことは、生きることを思うことだと、大人にも気づかせてくれる素敵な絵本でした。私も、「このあとどうしちゃおうノート」書いてみようかな。