「納棺夫日記」の青木新門さん原作の絵本です。
つららが擬人化され、お話が紡がれます。
この世の生きとし生けるものすべてが
命のサイクルの中で育まれる尊いものだというメッセージが
田舎の冬の自然な風景の中に読み取れます。
途中出てくる、トチの木のおじいさんの
「ありのまま生きているだけでみんなのためになっている」
「お前がそこにいるだけで、じいちゃんはうれしい」というセリフに
ジーンとしました。
命の大切さとともに
自己肯定感の大切さにも気づく
とてもいいセリフだと思いました。
一度は読んでおいて損のない本だと思います。