この絵本の主人公しろうさちゃんは、恥ずかしがり屋の人見知りなので、知らない人から隠れてしまいます。それは、久しぶりに会ったおばあちゃんに対してもです。
しばらく会っていなかったおばちゃんや他の人、それからなじんでいない言葉からも隠れてしまうのです。
そんなとき、おばあちゃんが営んでいる雑貨屋で、空の段ボールを見つけます。
これに隠れよう!
しろうさちゃんは、段ボールをかぶります。
その段ボールに色々な工夫をし、スーパーからスーパーデラックスへと成長させることで、しろうさちゃんは安心していきます。
おばあちゃんにうまく誘導されている気がしないでもないですが、しろうさちゃんが少しづつ少しづつ環境に慣れていく様子が、子供らしくてかわいらしいです。
子どもたちの共感をたくさん得られそうな、やさしい絵本です。