夏休みに海で遊ぶこうくんの前に、クジラのかたちをした船に乗って現れたのは、こうくんが冬に作った小さなゆきだるまでした。自分が作ったゆきだるまと夏の海で再会できるなんて、すごくうれしいことですね。
雪だるまが乗っていたくじらの船の中は、ゆきだるまたちが冷え冷えと快適に過ごすようにいろんな工夫がされた部屋がたくさんあって、息子と一緒に読みながら、こんな部屋があるよ!と、面白い発見の連続でした。
雪だるまたちが溶けてくっついて一つのかたまりになったときには、どうなることかと思いましたが、こうくんが機転を利かしたおかげで、またみんな離れることができてほっと一安心でした。
暑い夏がひんやり気持ちよくなるお話でした。暑くなったらまた読みたい絵本です。