二十数年前に読んだ
「アンネの日記」を読みかえしたくなりました。
この絵本に出会った 子供達にも ほんの少しの予備知識を与えたら
「アンネの日記」や「アンネ・フランク」の伝記を
読んでみたいと思うかもしれません。
同じドイツ人として生まれたのに
戦争による社会情勢の変化の原因を押し付けられ
迫害されたユダヤ人の人達。
何も悪い事をしていなくても
逃げ回り 身を潜めなければ生きてさえいられなかった
アンネ一家の2年余りの日々。
どうして こんな事が起きてしまったのか どう考えても 理解できません。
…でも これが 現実。
戦争や差別の痛ましさをを知り
自分達がどう生きれば良いのかを
知らせてくれる絵本となることでしょう。
丁寧に描かれた繊細な絵が
このお話を引き締まった気持ちで読ませてくれます。
小学校中学年位から…といったところでしょうか。