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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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なきむしこぞう」 そよかぜはなさんの声

なきむしこぞう 作:今村 葦子
絵:酒井 駒子
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2016年06月
ISBN:9784652201565
評価スコア 4.67
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みんなの声 総数 51
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  • 「ほら、またすぐに泣く」小さい頃よく母から言われた言葉です。
    友達同士でケンカして泣いて勝とうとすると、相手は、
    「泣き虫毛虫はさんですてろ」
    という言葉で応戦されたことを思い出します。それを言われて
    泣いちゃうのですけどね。

    でも、泣くって弱いからとかばかりではなく、感情のコントロールが
    できなくて泣いていたのだろうと今になったら思います。
    いろんな思いがうまく表現できなくて泣いてしまっていた。
    それを思い出しました。

    物語は家出をした3匹のぬいぐるみをきっかけにそれを持っていた子が
    泣き出してしまうというストーリーです。児童書の導入にぴったりの
    絵本だと思いました。

    感情のコントロールができなくなったっ子の様子をみることで、
    そしてそのなきむしこぞうの様子をみて笑っているネズミを
    みることで、ぬいぐるみたちの気持ちはかわっていきます。
    その過程がみずみずしく描かれています。

    絵も素敵ですね。本には上部に泣き虫こぞうがずっと
    描かれています。ちょっとした絵なのですが、
    泣きむしこぞうの様子とぬいぐるみたちの様子が
    両方手に取るようにわかる。ずっと泣き虫こぞうが
    気になるように描かれていました。

    子供たちは昔。大切にしていたものを思い出すかも
    しれません。またはいま、はしっこに置かれていたおもちゃや
    ぬいぐるみ、昔はとっても大事にしていたのになと
    思い返すかもしれませんね。

    なきむしこぞうであった昔のころを大人は思い出し、
    また子供たちは大切にしていたけど忘れてしまった
    なにかを追い出すでしょう。

    とても素敵な本にめぐりあえました。

    投稿日:2017/05/31

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