小さい頃の私も、絵本の中の男の子のように、それはそれは大きな声で泣く子どもだったそうです。大切なものを失った時の男の子の泣きたい気持ち、分かるような気がしました。
そんな私も一児の母になりました。1歳になったばかりの息子も動物のぬいぐるみを持っているのですが、とても気に入っていて家の中では常に持ち歩きご飯の時もそばに置いています。絵本の動物たちのように、よだれや鼻水が付いていますし、ギュッと握りながらご飯を食べることもあるので、汚れてしまうことも。何度も一緒にお風呂に入り、洗っています。
もしかしたら、息子のお気に入りのぬいぐるみ達も、絵本の動物達と同じ気持ちなのかな?
逃げ出したいと思っているかもしれないけれど、寝ても覚めても息子のそばにいるぬいぐるみ達だから、きっと息子のことが大好きなはず!
この本は、物を大切にするという心も学べますね。ほっこりあたたかい気待ちになれる本です。