ずっと忘れていたけれど、私も昔は泣き虫だったことを絵本を読みながら思い出しました。私もこの子と同じように大好きだった赤ちゃんのお人形があったのですが、抱っこしながら下りた階段からうっかり落として壊れてしまったのです。その時の悲しくてやりきれない気持ち、ただただ泣き続けたこと‥30年以上経っても心の片隅に残っているものだなぁと懐かしく感じました。同時に、この子のお母さんと同じように優しくなだめてくれた母のことも思い出し、切なくも幸せな気持ちになりました。
きっと誰にでも泣き虫小僧だった幼少期があり、大人になるにつれて忘れいくのでしょうが、そんな懐かしい気持ちを思い出させてくれ、共感できる素敵な絵本だと思いました。
男の子とぬいぐるみの関係もとても素敵です。今うちの子供たちも毎晩一緒に寝る程大切にしているぬいぐるみがあるのですが、この気持ちを大事にしてほしいなぁと思いました。