白黒だけの絵に、字が多くて子供たちにはどうかなあと思っていましたが、ネコがあまりにも大量に出てくるのが面白いらしいです。池の水がなくなったり、野原中の草を食べつくしたり、本当に沢山だーと感じます。
私的にはうぅーん・・・。まず文章がクドイ。「とてもとしとったおじいさん・・・」「ひゃっぴきのねこ、せんびきのねこ・・・」と、長いフレーズが何度も繰り返されるので、とても疲れてしまいました。
内容も、寂しいからネコを探しに行くのはわかりますが、キレイなネコばかり集めるおじいさん、かなり無責任に捕って来るだけ捕って来た感じがします。更に、こんなにたくさんは飼えないとわかると、ネコたちに一番きれいなネコを決めさせるなんて・・・。それでネコたちがケンカを始めたら家の中に逃げちゃって、「そんなけんかはだいきらいでした」ですもの。なんだ、このおじいさんは!
ケンカがおさまったと思ったら、ネコたちは共食い???そ、そんなばかな・・・。
最後にきれいじゃないネコが一匹だけいて、それを大事に育てて、このネコが一番きれいなネコだって。愛情もあってよかった。これで、きれいじゃないネコだからって捨ててしまおうとかなってたら、星一つどころではおさまりませんでした。