評判の絵本のようでしたので、2歳10ヶ月の息子に読んでやりました。
猫の扱いを巡って、残酷だという意見が出てくるのももっともだと思いましたが、息子も私もそのあたりにはあまり構わず読んでいました。
息子は絵を良く見ていて、最初のページでおじいさんとおばあさんが家の外に立っているのに、次のページでおじいさんしか出掛けていないことが気になったようです。家の煙突から煙が出ていることに気付き、おばあさんはその後家に入ってご飯の支度を始めたと納得していました。また、おじいさんが次々に出会う猫を抱えるシーンでは文章を聞きながら、どの場面かをあてていましたし、池の水を飲み干す猫にも感心していました。また、最後に残った猫が、ミルクを飲んでどんどん大きくなる様子にも気付いていました。
大人は話の展開に気を取られ、それが自分の常識に照らしてどうかを考えがちですが、子供の絵本の読み方はまた違うのかなと思った1冊でした。
息子が、話の内容をもっとよく理解するようになった時、どういう感想をもらすか楽しみです。