5歳の息子と読みました。
「雨ニモマケズ」は、彼はNHKの「にほんごであそぼ」で知って、
時々、「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」と口ずさむこともあります。
この本は彼にとっては、面白い絵だったようです。
東の病気の子どもの絵や、西に疲れた母の絵が。
私もこの詩を小学生の時に暗唱させられたことがあります。
とても暗くて、私には到底実践できないだろうな、というのがその感想でした。
が、この絵本は、私が思っていたより、色彩も明るくシンプルな絵で、
少し明るい気がしました。
そして、巻末の宮沢和樹さんの説明を面白く読みました。
これは、作品ではなく「祈り」だとする解釈が、何だかストンときたのでした。
私にとって、少し新しい「雨ニモマケズ」だったのでした。