お話も絵も素敵です。
柔らかい雰囲気の中に、子供たちの感情、声が聞こえてきそうな動き、お月さまの優しさが感じられます。
お母さんに叱られて、夜に家を抜け出して物に八つ当たりしたり、浮かれて面白がってイタズラをしちゃったり。
うん、わかるよ、その気持ち。
優しい子守唄に、やっぱりお母さんが大好きなことに気付いて急いで帰る。
うん、そうだよね。
でも、ほんの少し引っかかる。
イタズラの後始末はちゃんとしてくれたのかしら・・・。
最後に窓越しに描かれた3びきの親子の優しい表情からすると、そんな心配はきっと無用なのでしょうね。