世界各地のご家庭に居候してご飯を食べさせてもらい、
ご飯の紹介だけでなく、
ご家族の紹介、家の間取りやキッチン、トイレ、普段の暮らし方、地域の様子など、
世界中の人々の生活そのものを紹介しています。
数日間の居候生活で見えてくるものは、数時間の取材で見えてくるものとは全く違う。初めて「猿岩石」を見たときの衝撃を思いだしました。
例えば、著者がお腹を壊したときに、出てきたものも地域によって様々。
ミルクがゆとコーラなんてのもあって笑えます。
きっとこの地域でコーラは貴重なもの。
病気のときにしか飲めないものなのかもしれません。
訪れた地域も、モンゴルやカンボジア、パプアニューギニア、モロッコ、イエメン、ペルーなど、満遍なくまさに世界各国。
それも街中で生活する人々ではなく、砂漠や水上など、
限りなく昔ながらの生活を続けている田舎の家族を訪ねます。
こういった本で、世界中の子どもたちが、世界には様々な文化があることを子どもの頃から学んでいれば、
文化の違いで争い事なんか起きない世の中になるのにと思います。
息子が気に入ったページの一つが、居候先のお土産として日本から持っていたカップラーメンを世界中の人が食べている写真。
キャプションを声を出して読んでくれました。
他にも柿の種や化粧品、サッカーボールなどが喜ばれたんだって。
食のレポートだけでなく、こういった小ネタも満載。
大人が読んでも楽しい本でした。