9月末、勤務校にて学生達の主催による『中川ひろたかコンサート』がありました。とらや帽子店のコンサートや中川さんのソロコンサートに何回も行きましたが、お会いしたのは本当に久しぶりでした。いうまでもなくとってもとっても楽しい笑いっぱなし、ちょっぴり感激の2時間でした。
中川さんの絵本はそこに保育園の子どもたちがいます。6歳の誕生日ですから、これもそうです。しかも男の先生が担任の園のことを描いた絵本ってそんなにないのではないでしょうか。よしふみ君の出生にまつわるお話しですが、未熟児で生まれたよしふみ君を抱くお母さんがすてきに描かれています。また、なすせんせいのお母さんがなす先生を出産する時の絵がリアルでいいと思います。ゆうまくんの「あーんして、ぎんばある?」という台詞は実際に中川さんのお子さんが発した言葉なのだそうです。
巻末の「おたんじょうびのひ」の歌を学生と歌いたいと思います。
望まれて生まれてくることは当たり前なのに、最近はそうでない不幸なケースがあるようです。愛されていることを実感しないで大きくなる子どもが案外いるようです。『子どもの誕生は親の誕生』(倉橋惣三の言葉)…親になる予定の方はこの言葉をしっかり噛み締めてほしいと思いました。
お誕生日はケーキを食べてみんなからプレゼントをいただく日ではなく、まず生んでくれてありがとう、育ててくれてありがとう、仲良くしてくれてありがとう、など感謝を表明する日でありたいと思います。